本欄で紹介をした、高校30期・横川雅之さんが指揮をする「大江戸交響楽団 第23階定期演奏会」に行って来ました。
1月19日(日)の午後、練馬文化センター大ホール前には会場を待ちわびる多くの人が並んでいました。
メンデルスゾーンの作曲の序曲、交響曲演奏に続いて、横川さんと音楽学校同窓のピアニストと共演でベートーベン作曲のピアノ協奏曲、久し振りにオーケストラの演奏を楽しむことができました。
一緒に演奏を聞いた荒井会長の感想を以下に掲載します。
「大江戸交響楽団」演奏会 荒井眞理子
「大江戸」という名前から「東京都に関係あるのかな?」「大江戸線の大江戸?」などと考えながら、演奏会に出かけてみました。やはり前身は日本のアマチュアオーケストラの中でも最も古い「東京都教員交響楽団」。その解散後に有志の方々と一般の方も募ってできた「大江戸交響楽団」。団の創立に関わったお一人の横川雅之さんは大泉高校の30期卒で、楽団の指揮をされています。
大好きな楽器をずっと演奏し続けたい、一緒にいたいという気持ちと他の楽器と共に一つの世界を創り上げていきたいという願望を持つことは素晴らしいことであると思います。何かを誰かと一緒に力わせて気持ち併せて創り上げる過程と、それが実った至福の時を持てることの幸せを感じながら頑張っている。演奏を聴きながらそこに広がる感情の世界を演奏者・聴衆がまさに「音を楽しみ」ながら共有・共感できる時間というものは一期一会だなと感じました。この日のピアノとの共演、べートーヴェンのピアノコンチェルトも一つになろうという気持ちが溢れた演奏で素晴らしかったと思います。好きなことをずっとやり続けるって羨ましいなぁとも。私も長いこと離れているピアノにもう一度挑戦!してみようと思いつつ帰りの電車に乗りました。因みに団員の募集もされているようなので興味のある方は「大江戸交響楽団」ホームページを覗いてみてください。 大江戸交響楽団 ホームページ
写真中央左から、コンサートマスター、横川さん、ピアノ共演者
(第23回定期演奏会 プログラムから)
「大江戸交響楽団」
2001年1月、当時日本のアマチュアオーケストラの中で最も古い部類に入る「東京都教員交響楽団」が解散。同年4月、その有志が新楽団として「大江戸交響楽団」を結成し、教員に限らず一般からも団員を募集。当初から高齢団員の割合が多く、2016年に公開された映画「オケ老人」(原作は元団員の荒木源氏著による小説)は本楽団がモデルとなっており、当時の団員もエキストラとして映画に参加している。その後、オケ専などSNSでの呼びかけも初めて若い新団員も増え、ベテランから若手まで皆で意見を出し合いながら音楽作りをしている。創立当初からの「オーケストラで演奏を楽しみたいと思う誰もが参加できる楽団」に理念を守り、新たな可能性を求めつつ活動を続けている。
「大江戸交響楽団 第24回定期演奏会(次回)のお知らせ」
2026年(令和8年) 新春(日時場所未定)
ベートーベン/交響曲第5番「運命」・交響曲第6番「田園」
横川雅之さんのプロファイル(プログラムより)
1959年東京生まれ、幼少よりピアノを始める。都立大泉高校卒業後武蔵野音楽大学にてピアノを中心に音楽を学ぶ。その後公立学校の音楽教諭となり「音を楽しむ」授業を展開。退職した現在も多くの人に「音を楽しむ」ことを伝え続けている。学生時代から指揮に興味を持ち、ほぼ独学でマスター。(中略)大江戸交響楽団の創立メンバーの一人。毎月せっせと団費を払い、自転車で練習にかけつけ、人数が少ない時も一生懸命に振る。ホームページの管理、賛助出演者依頼等を一手に引き受け、今日の演奏会でも家族総出でたくさんの事務用品を運んでいる。
自然鑑賞。野鳥観察、釣り、魚飼育、鉄道写真・模型、自転車、神社巡り鯛焼きや巡りなど多様な趣味を持ち、ひかりが丘テニスクラブ会員でもある。
定期演奏会プログラムと横川雅之さん