いずみ会は、旧都立大泉中学校・都立大泉高等学校の卒業生で構成される同窓会組織です

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報告が大変遅れてしまいましたが、2月17日(土)に開催された附属中学校Ⅲ年背を対象とした、令和5年度職業講話での講師の皆さんからの講演をされての感想と受講生の感想文をシリーズで紹介させていただきます。

第1回目は高校16期の福田俊弘さん、「ヒロ・フクダ 国境なきマジシャン」として独学で学ばれたマジックとエスペラント語を機視されて、世界の難民キャンプをはじめ、国内外で親善ボランティア活動を行われています。豊かな国際親善のご経験を中心に講演をしていただきました。
講演の中でのマジック、ノーズフルート演奏の披露では大きな歓声が上がっていました。

   【エンジニアの国際親善ボランティア活動】
     =エスペラントとマジックを使った国際親善活動=
                 高校16期 福田俊弘

 私が初めてこの講話を頼まれた時、タイトルを【仕事しながら20数か国の海外旅行

をする方法】としたのですが、後ほど職業講話にはふざけたタイトルだと反省、タイ

トルを【エンジニアの国際親善ボランティア活動】、サブタイトルに【エスペラント

とマジックを使った国際親善活動】にしました。


 講話の最初に、皆さんにボクが話すことで何に興味がありますかと聞きました。二つ

の返答がありました。「国際親善活動って何ですか?」もう一つが「エスペラントっ

て何?」でした。 

やはりタイトルを改めたことで、話す方向が明確になりました。

 ボクが準備した内容は、まさに国際親善活動とエスペラントだったからです。


 そして席上で、ビックリする話が生徒からありました。この中学にエスペラントを始

めた生徒がいると。彼は本校の中学一年の須川総一郎君でした。

講話が終了して直ぐに彼に会いに行きました。すると、日本エスペラント協会の会員

になっている須川君はユーチューブ等で僕の存在は知っていましたが、まさか同窓生

とは知らず。感激する出会いでした。


 僕が高校を卒業して60年、一度も母校を訪ねることはありませんでした。

 卒業後初めて訪れた母校で、65歳も離れた僕の後輩にエスペラントの縁で出会うこ

とができました。

 しかし、この私の感想文を書いた後、皆様から感想文をいただきました。そのなかで

ある生徒から、「もし可能であれば、世界の言語を一つにするべきか」という問いが

ありました。 提示者生徒は、NO(反対)と言ってますが、私もNO(反対)です。

そして提示者が言う「言語が通じないからこそ楽しい、ていうのが異国交流の楽しさ

だと」言っていますが、僕もこの考えに賛成です。ぼくも言葉(エスペラント)が通

じない中で、楽しい異国交流を続けてきました。

 この件(世界共通語)は大事な話なので、いつかお会いしてお話したいですね。


  


福田俊弘さんの講演に対する受講生の感想は下記をご覧ください

  福田講師の講演への受講生の感想文.pdf


福田俊弘さんの親善活動は、以下のサイトでご覧いただけます

  エスペラント国際ボランティア活動(ヒロフクダ) (youtube.com)

  ヒロフクダ 国境なきマジシャン - YouTube

  エスペラント国際ボランティア活動(ヒロフクダ) – Tubaro (aperu.net)

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去る218日に附属中学Ⅲ年生を対象とした「職業講話」が開催されたことは既に報告をしております。

紹介が遅れましたが、各講師の方々の講演の内容、講演を行っての感想と受講生の感想文を紹介します。

 

第四講は、大手銀行からIT・教育支援企業に転進され、企業経営に携われた経験をお持ちの高見和彦さんです。企業内での豊富な経験・体験を基に職業選択、社会人としての生き方について講演をしていただきました。


 高校17期 高見和彦さん
    「総合職という仕事」~会社の柱としての役割~

 
 

職業講話の講師をというお話しをいただいたときは、大学卒業以来50数年間続けてきた、そして現在まで続けている会社員としての経験をそのままお話ししよう、と考えていました。

しかし、他の講師の方々の経歴を拝見したところ、専門的なお仕事をされている方ばかりでしたので、私個人の経験をお話しするだけでは一般的なサラリーマンのことを知ってもらうには不十分ではないかと思うようになりました。

そこで、中学進路キャリアご担当の矢田先生とのメールでの打ち合わせのとき、タイトルを「総合職という仕事~会社の柱としての役割~」とさせていただくことになり、多くの生徒さんが選択するであろう総合職にスポットを当ててお話しすることにしました。

お話しする筋立てとしては、日本の生産年齢人口、就業者数、そのなかでサラリーマンとおぼしき人の割合、職業の種類分けを知ってもらいながら、総合職とはどういう役割を担っているのか、その求められる資質、能力はなにか、という内容を私の職歴を交えながらお話しするというものにしました。

ところが、当日1コマ目の講話では、生徒の皆さんの様子を確認しながらお話しを進めていくと説明が長くなって思いのほか時間が経ってしまい、筋立てに沿ったお話しができませんでした。そこで2コマ目では修正をと臨んだのですが、これも不十分な結果に終わりました。二つのコマについて、講話の内容、質を同じレベルにすることがどん☆最初にホワイトカラーの話、次にホワイトカラーと総合職の関係、最後に総合職に就く一人の人間として社会に出た時に大切なこと、という3部構成が論理的であり、とても有意義な時間を過ごせました。なに難しいことか。改めて学校の先生方が百戦錬磨のご経験があるとはいえ、日々の授業で水準の高いご指導をされていることに感銘した次第です。

生徒の皆さんには「社会人として知力はもちろん大事、でも挨拶と笑顔がとっても大切」と強調して締めの言葉としました。私の力不足で、後輩の皆さんには社会人として大きく成長して欲しいという思いを十分伝えられなかったかもしれませんが、少なくとも私自身にとっては得がたい経験をさせていただいた貴重な1日でした。ありがとうございました。

(追記)

生徒さんたちはよく話を聞いていてくれたと、当日、感じていましたが、話の内容についてもしっかり把握していてくれていたことが、ワークシートから伝わってきました。

感想文にしても、メモ欄の書き方にしても、よくまとまっている生徒さんが多くて感心

しました。

後輩の皆さんが高いレベルにあることを実感し、大変嬉しく思った次第です。

このような場をいただいて本当にありがとうございました。

 

受講生の感想文(講師へのお礼の言葉は省略させていただいています)

☆社会に出て、最も大切なことは挨拶と笑顔で、挨拶で第一印象がほぼ決まることを学んだ。国語力・コミュニケーション力を上げて、相手の気持ちを理解できるようになることが重要であることを学んだ。

☆総合職という言葉を聞いたこともなく想像もしていませんでしたが、総合職という人たちは日本の経済にとって大切で企業の柱だとわかりました。挨拶と笑顔を忘れないように社会に出ていきたいと思います。

☆先生自身の体験に基づいた話で、とても分かりやすかったです。今回の講話を聞いて社会に出ていく時のイメージが何となく理解できたと思います。

(注)上記の他にも、多くの受講生の感想が寄せられています。  

   下記PDFで紹介をさせていただきますのでご参照ください。
     受講生感想(高見講師).pdf

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去る218日に附属中学年生を対象とした「職業講話」が開催されたことは既に報告をしております。

紹介が遅れましたが、各講師の方々の講演の内容、講演を行っての感想と受講生の感想文を紹介します。

 

第三講は、大学卒業後アメリカ・ジョージア州立大学でスポーツマネージメントを研究され、現在は慶応大学大学院で健康マネジメントを教えておられる佐野毅彦さんです。アメリカ留学後は日本プロサッカー事務局で日韓ワールドカップ札幌の開催にも尽力された経験もあり、今回はスポーツ産業の概要と、関わっている人・仕事についての講演をしていただきました。

   高校38期 佐野毅彦さん

「スポーツ産業 How to monetize sports

 
 


職業講話では、特定の職業の仕事内容やキャリア構築方法、必要なスキルや資格、将来性などについて語られるのが一般的であろう。私は、大泉高校卒業後は日本の大学へ進学し、アメリカの大学院留学、Jリーグ事務局勤務を経て慶應義塾大学大学院の教員というキャリアを積んでいる。職業でいえばスポーツビジネスの実務家・研究者ということになるが、このような異端キャリアの話をしても、未来ある中学生の将来設計に役立ちそうもない。そこで趣向を変え、「スポーツ産業:How to monetize sports」と題し、スポーツに関わる職業の将来について構想する機会の提供を意図した講話をおこなうこととした。中学生には難解だと理解しつつ、敢えて英語の副題を添えたのは「子ども扱いしないので背伸びしてみよう」という意味を込めてのことである。

 講話では、「SPORTSではなく$PORT$の話をします」と前置きしつつ、現在は過去の延長線上にあることから、データにもとづき、国内スポーツ市場の変遷について、また、その背景として、少子化・高齢化・人口減少に直面する日本の社会構造や国民のスポーツ実施状況の変遷について説明した。字面からは退屈に感じられるが、生徒たちの認識とデータが示す現実との乖離が想定できたので、「えっ、そうなの!」と驚いてもらうことを意図した内容である。

 VUCAvolatility, uncertainty,complexity, ambiguity)と形容される、変化が激しく予測困難かつ複雑で曖昧な現代社会では、現在と未来は不連続だと捉えるべきである。そこで、スポーツに関わる職業の将来を構想するためのヒントとして、商品としてのスポーツの多面的な機能・役割についても事例を交えて説明した。

 講話を終えて、詰め込み過ぎの一方的な講義であったことを大いに反省した。まるで大学の講義であり、内容を絞り込んで対話中心に進めるべきであった。そもそも、職業講話はお兄さん、お姉さん世代の若い卒業生が担うべきであり、おじさんが出しゃばっても、生徒にはいい迷惑であろう。どこまで伝わったか心配しつつ、後日送付されたワークシートを読むと、要点がしっかりメモされていることに感心し(いまどきの大学生や大学院生より優秀である!)、多くの生徒が先入観・固定観念に縛られている自分に気づいた記述していること感動した。実は今回の講話の隠れテーマが「先入観・固定観念を打破せよ」であった。メッセージがしっかり伝わっていたことに安堵し、優秀な生徒たちに救われた思いである。

 

受講生からの感想(講師へのお礼の言葉は省略させていただきました)

☆スポーツそのものをビジネスにするのでなく、スポーツに関わるもの、スタジアムでの広告や周囲の店、スポーツテクノロジー、街の活性化など、人々の欲求を解決しようとするときにビジネスが発生する、興味深い講演でした。また、運動不足を階段をピアノにすることで解消する方法(NUDGE)が面白かったです。

☆固定観念に捉われて行動するのは危険で、最新のデータを見て世の中の傾向などを分析する必要がある事、運動不足が原因の死者がコロナや喫煙による死者よりも多く、そのような困り事や欲求にビジネスが隠れていることを学びました。自分自身スポーツがとても好きなので、将来を考えるうえで参考にしたいと思います。

☆スポーツについて$PORT$という新しい視点で見ることができ、興味深かったです。自分は積極的にスポーツをするタイプではなかったのですが、「する」以外にもスポーツとの関わり合いはたくさんあることを知りました。ビジネスが成立するのは「お困りごとの解決」「欲しいものの提供」ができた時、施設管理やファッションなど様々な要素が絡み合っている。行動経済学、科学テクノロジー学、偏った固定観念の転換等、一見関係のないこともスポーツビジネスに活かせ、大きな経済効果が生まれる。柔軟な発想と運用していく実力が必要である。スポーツは「遊び」であり、「人とのつながり」の道具である。

(注)上記の他にも多くの感想が寄せられています。

   下記PDFに収録していますのでご参照ください。

       受講生感想(佐野講師).pdf

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去る218日に附属中学年生を対象とした「職業講話」が開催されたことは既に報告をしております。

紹介が遅れましたが、各講師の方々の講演の内容、講演を行っての感想と受講生の感想文を紹介します

 

第二講は、大学薬学部在学中、病院・調剤薬局での実務実習を経験して、薬剤師になった鈴木章矢さん。現在は在宅医療に力を入れている地域密着型の調剤薬局に勤務しています。卒業後ドラッグストアでの勤務経験もあり、日頃世話になっている調剤薬局内での仕事、また、薬剤師の活躍の舞台や仕事の内容を講演していただきました。


  高校64期 鈴木章矢さん
   「薬剤師って、どんな仕事?」~IT技術との関連も併せて

 

講演要旨

3章構成

 第1章:薬剤師の仕事の概要 ・病院編 ・調剤薬局 ・DgS(ドラッグストア)

 第2章:薬剤師になるための準備

 第3章:薬剤師とIT関連 ・調剤とIT技術・医療制度とIT技術

病院・調剤薬局・DgSOTC販売の3つについてご紹介させて頂きました。

 

講演を⾏っての感想

このような貴重な機会を頂き、誠にありがとうございます。まさかこんな私に、⺟校で の講演のお話が頂けるなんて思ってもおらず、未だに夢⾒⼼地のような思いでございます。

私⾃⾝、発表は⼤学で数回⾏ったことはありますが、経験も浅く不慣れなものだったと思います。しかし⽣徒の皆様は真剣に聞いて下さいました。そのまなざしに襟を正す思いに、 またパワーや勇気を頂けました。私⾃⾝の成⻑にも繋がりました。

在宅医療やEBMの具体的な実践など、お話したかったのですが時間の都合上できなかった ものもありました。また各病気の説明、薬の作⽤の仕組みやOTC薬の使い分けなど、⼤学で習う薬学の基本からセルフメディケーションといった現場で使える知識など。 これらも機会がありましたらお話したいなと思いました。
   

*鈴木さんの講話時の配布資料、及び、当日の講演内容の詳細については下記PDFをご参照ください。
      鈴木さん講演資料.pdf
      講話 要旨・感想 鈴木章矢.pdf

受講生からの感想文(講師へのお礼の言葉は省略させていただいています)
☆もともと薬剤師など薬学に関する職業に興味はあったのですが、数学や理科などの成績
  が振るわず悩んでいました。今回の講演で「やっぱり薬学部に行きたい!」と思った
  ので、勉強を頑張りたいと思いました。
☆私はもともと医療系に興味があったのですが、薬剤師については良く知りませんでし
 た。最も興味深かったのは能動的な薬剤師が求められていることで、私が目指している
 歯科衛生士でも歯科医についての業務が主で外国に比べると独立性は低いのです。薬剤
 師での変化が他の受動的になってしまっている職業にも広がっていくと良いなと感じま
 した。
☆これまでよく知らなかった薬剤師の仕事、薬を出してくれるというイメージしかなかっ
 たけれど、患者さんのことをたくさん考えていることを直接聞き、これからドラックス
 トアや薬局に行く時の視点が増やせました。
☆処方箋を調剤してもらう際に「なぜこんなに時間がかかるのか」という多少の不満を覚
 えることがあったのですが、患者に薬を処方するまでのプロセスなどを聞き、患者のこ
 とを考えてくれているからだと少し考えが変わりました。
☆最近はITも進み、ロボットが何でもできる時代になってきたが、人の痛みや症状に寄り
 添い、相談や治療提案などができるのは、専門的な知識を持ち合わせた薬剤師ならでは
 の仕事だと思った。人間だけにできることを誇りに思って仕事ができるようになりたい
 と思う。この前も風邪をひいて薬をもらいに調剤薬局へ行ったので、より身近に感じら
 れました。

 

(注)上記の他にも多くの感想が寄せられています。

   下記PDFに収録していますのでご参照ください。
          受講生感想(鈴木講師).pdf



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去る218日に附属中学年生を対象とした「職業講話」が開催されたことは既に報告をしております。

紹介が遅れましたが、各講師の方々の講演の内容、講演を行っての感想と受講生の感想文を紹介します

 

初回は、クラウドエンジニアとして活躍をされている深沢ゆなさんです。大学卒業後、ネットワークエンジニア、ITコンサルタントを経て現職に至るまで、IT分野での豊富な経験を基にクラウド・ネットワークエンジニアとはどんな仕事か、また、仕事を決め人生を過ごしていく上で必須の「考える」について講演をしていただきました。

  高校66期 深沢ゆなさん

   「考える」ということ  
    ~クラウドエンジニアとして、一人の人間として~ 


   


生徒の皆さんのワークシート、すべて拝見いたしました。

私がお伝えしたかったことが伝わっていたようで安心しました。

同時に、生徒の皆さんが日頃どのように考えているのかを知ることができて、私自身も勉強させていただきました。

今回、私は、比較的抽象的な内容で講演しました。もしかしたら物足りないと感じた生徒さんもいらっしゃったかもしれません。しかし、これから先の人生を生きるためには必要なことだと感じています。「仕事を選び、社会人として生きる」と言うことは簡単です。「どのように」を教える/知る機会を増やしていくことで、人生が楽しくなるのではと考えています。

今回の講演を通じて、私自身も考えを整理する機会を頂けたと感じております。

誤解を招かないように説明することの難しさなども学ばせていただきました。

とても良い経験でした。 改めて、ありがとうございました。

===

改めてこの度は良い機会をいただき、大変感謝しております。

自分自身も整理できましたし、勉強になりました。

 

 受講生の感想文(講師へのお礼の言葉は省略させていただいています)

☆「考える」ことにここまで深く考える機会が今まであまりなかったのですが、今回の講義を機会により考えてみようと思いました。「仕事を決める」のに、興味あるものを考える、色々な経験をする、といったイメージが無かったのですが新たな視点を知ることができました。「クラウドエンジニア」についても、もっと知りたくなりました。

☆普段学校では教わらない抽象的だけど興味深い話でした。仕事を決める時は、正解も未来もわからないことを前提として、人の話を受け止めつつ自分で決めることが大切、人の意見を聞くときは意味と意図を考えること、考えるために大事なのは読書が必要と学びました。

☆「考えるとは何か」という抽象的なテーマの下で、就職や勉強についての考えを聞かせていただき大変参考になりました。「決断」は勇気がいることですが、自分の未来は自分で決め、何事においても嫌いにならず挑戦していくことができるようになりたいです。

☆「クラウドエンジニアになるには」「仕事を決めるとは」の二つのテーマがあったが、全体を通して将来の道が何となくイメージできた気がする。IT系の方向に進みたいと思っていて、ついこの前ITパスポートを取ったのですが基本情報の方も取ろうと思いました。

☆人の話を自分で受け止めること、受け入れることは全くの別物である、お話が特に心に残っています。多くの本を読み、疑問を持ったうえで自分の指標としていけるよう、常日頃から「考え」生きていけたらと思います。

 

(注)上記の他にも多くの感想が寄せられています。

   下記PDFに収録をしていますので、ご参照ください。
        受講生感想(深澤講師).pdf

  

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2月18日(土)令和4年度の附属中学Ⅲ年生を対象とした職業講話を開催、5名のいずみ会員の方々より多彩なテーマでの講演をしていただきました。
3クラス100余名の受講生が各自2つの講演に参加、将来の職業選択の参考にと講師の方々の言葉に熱心に耳目を傾けていました。
講師の方々には、お忙しい中ご協力をいただき有難うございました。

工事の方々、及び、講演テーマを下記に紹介させていただきます。
     
      後列左から、鈴木章矢さん、佐野毅彦さん、高見和彦さん
      前列左より 香取美智子さん、深沢ゆなさん、矢田俊輔先生

 講師、及び、講演テーマ紹介
  高見和彦さん  「総合職」という仕事 
   高17期     ~会社の柱としての役割~
  佐野毅彦さん  「スポーツ産業
   高38期     How to monetize sports」
  香取美智子さん 「暮らしを豊かにする「インテリア」の仕事
   高40期     ~「好き」のタネを見つけ仕事にする方法~
  鈴木章矢さん  「薬剤師って、どんな仕事?
   高64期     ~IT技術との関連も併せて~
  深沢ゆなさん  「「考える」ということ 
   高66期     ~クラウドエンジニアとして、一人の人間として~

なお、各講師の方々による講演を行っての感想、及び、受講生からの感想文については、改めて後日紹介とさせていただきます。ご期待ください。

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去る219日に中学Ⅲ年生を対象とした「職業講話」が開催されたことは既に報告をしております。

紹介が遅れましたが、各講師の方々の講演要旨と受講生からの感想文を6回の連載として紹介してきました。

 

最終講は、このほど永年にわたる教育界での大きな貢献によって「瑞宝小綬章」を受章された吉野尚也先生です。
母校の第15代校長であられた吉野尚也先生、現在は学校法人・竹早学園の理事長として幼児教育・保育士養成に携われておられます。
豊富な教育現場でのご経験から、受講生の今後への指標となる心構えをお話しいただきました。
いずみ会員にとっても、大変参考となるお話です。

 大泉高等学校第15代校長 吉野 尚也先生 
             学校法人 竹早学園 理事長
  =子供のヤル気を生む8つの要素=
                       

中・高校・教委・大学の教職を通じて得た経験律の「ヤル気の要素」と東京女子体育大のゼミ生と共に文献・調査・実践研究に基づく「ヤル気を生む8つの要素」を具体例や調査結果をもとにPowerPointで中学生に分かり易く述べ、「主体的・対話的で深い学び」を得るための一助としたいと考え、老骨に手加減しながら鞭打ち話した50分×2回でした。

先ず前提として「論語」の「知るものと言えども好むものに如かず、好むものと言えども楽しむものに如かず」から始め、

(1)できそうな「目標を明確に」し

(2)どうすれば達成できるかその「具体的な方法」を掴み

 (3)現在どこまで達成しているか「成果を確かめ」

 (4)友達や仲間と「励まし合う仲間づくり」をしながら

(5)信頼できる好きな「よい指導者」を得て

(6)自分が必要な存在だと思う「自己有用感や自尊感情」を大切にし

 (7)時には服装や持ち物など「新しい環境」で気分を一新しながら

 (8)栄養・運動・休養をきちんととって「心身の健康」を基盤とすること

が、「ヤル気を生む8つの要素」ではないかと話しました。

そして最後に、時としてヤル気が萎えた際には、この8つの要素の何が原因なのかをチェックしてみるといいよと「ヤル気のチェックシート」を示しました。

「自主・創造」を標榜し、旧制高校の気風を残した、「校友の歌」を謳歌する大好きな大泉高の生徒とはやや違い、真面目で勤勉な今の中学生と感じたものの、送られてきた50名の感想文を読むと、まだまだ脈々とその良き伝統が残っていることが嬉しくなりました。          

        

      吉野先生講演資料.pdf
 尚、詳しくは、Gakkenから出版され、6刷を重ねている拙書「子どものヤル気を生む8つの要素」を検索してみて下さい。
                      
【受講生感想文】

☆励ましたり、叱ったりしてくれる仲間、自己有用感のお話が気になりました。やる気とは自分次第だと思っていたので、他人との関係などもかかわってくると知りよかった。

☆目の前の今の自分が最も新しい自分なので自分を知ることからスタートする。楽しいことをやる。それを実現させるために縁と機会が大事。それらに自分から挑戦していくことが大切。本物を聞いて何回もチャレンジして自分のものにする。自分を知る可能性を広げるため、ヤル気を出すために何事もやってみようと思った。

☆やる気を出すためには「好き」だという気持ちが一番だということに納得した。才能がないからとあきらめるのではなく「好き」という気持ちを大切にできるようにしたい。

☆知っているより「好き」好きより「楽しい」が大切で自分のやりたいこと、楽しめることをやるべきなのだと思いました。やる気を生む8つの要素を一つ一つ確かめながら実践していこうと思います。

☆ヤル気を生むためには自分の意識(目標の明確化やその具体的方法)や、自分の周りの人や環境が重要なのだということを学びました。サッカーのスランプの時、先生からは叱られ、仲間からは心配された方が調子が良くなるというお話に共感できました。

☆「好き」「楽しい」がヤル気の大前提となっていること。「情報は光に似て」という言葉。今の私は少しまぶしすぎるのに、さらに光を求めているかもしれない。「無用」の視線には耐えられないことにはすごく納得した。ヤル気の生み方を細分化して整理していただいてわかりやすかった。ヤル気が出なかったり、振り幅が大きかったりして困っていたので一つ一つクリアして楽しく活動できるよう今日から始めてみたいです。

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去る219日に中学Ⅲ年生を対象とした「職業講話」が開催されたことは既に報告をしております。

紹介が遅れましたが、各講師の方々の講演要旨と受講生からの感想文を6回の連載として紹介をしています。

 

講は、東松山市役所で管理栄養士として保育指導にご活躍されている小嶋京子さんです。

食べる事の重要さと共に、幅広い職場での働き甲斐を解説していただきました。

 
高校35期 =食べることは生きること、
    食べることを通して健康に導くことができる栄養士に導かれて=

                           

 
 管理栄養士になりたいと思ったのは2人の恩師の出会いがあったからです。1人は女子栄養短期大学の岡崎光子教授、もう1人は栄養士校外実習の指導教官、池袋保健所 玉田富子栄養士です。「栄養士になるなら管理栄養士になりなさい」と導いて下さいました。

現在は保育園栄養士として120人の園児と保育士などに給食を毎日提供しています。主に、子どもたちの体格に合わせたバランスの良い給食献立を立て、給食会議で給食室の調理師や保育士と話し合い、美味しい給食を決定していきます。心を込めた給食を子どもたちがしっかり食べてくれることが仕事のやりがいにもつながります。

高校時代は化学が大好きで薬剤師を目指しましたが、卒業後も進路が決まらず、女子栄養短期大学を知り、栄養士の道が開かれました。2年間で栄養士を取得、管理栄養士になるためにさらに女子栄養大学へ編入学して学び、管理栄養士になりました。公衆栄養では母子から高齢者の食育推進を行ってきました。中学・高校「家庭・保健」の教員免許も取得するために日本女子大学で通信教育を学びました。

食は人を良くすると書きます。食は命の源です。毎日食事を作ってくれる方へ「おいしかったありがとう」の感謝の気持ちを素直に伝えてほしいと思います。管理栄養士・栄養士は人が健康な食を生涯通じて食べていかれるような食育を行える人ではないかと思います。食べることが大好き、人が大好きな方、栄養士になりたい方、是非管理栄養士としてご活躍下さい。

    
    
    小嶋さん講演資料 魅力的な管理栄養士・栄養士になるために.pdf
    魅力的な管理栄養士・栄養士になるために 食育の様子.pdf
  

【受講生感想文】

☆管理栄養士という職業は聞いたことはありましたが、具体的に何をされているのかはわかりませんでした。しかし、今回の講話で管理栄養士さんの「人を考える仕事」や活躍できる幅の広さ、そのほかにも「312弁当法」などの具体的な実践方法まで知ることができました。今まで私の食を支えてくれた家族への感謝の重要さも実感しています。

☆食育は積み重ねることで深まる。料理にひと手間を加えたり、食べやすく下味をつけたりするなどそれぞれに合わせた食事を提供すると子供たちは良く食べてくれるし、また「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶によって感謝の意が伝わるなど、栄養士は人を良くすることができる。

☆学校や保育園ではもちろん、スポーツ選手や会社でも管理栄養士が活躍していることを知り、食べることの大切さを学んだ。好き嫌いで残されるよりも、できるだけ食べられるものを残さず食べてほしい。人と共に食べる食事の方がよりおいしいのでその様な環境は大事。

☆一言で管理栄養士といっても学校給食や治療食、アスリートの専属指導などいろいろな役割があると聞き、興味がわいた。

☆共食で、ぜひ好きな人といっしょに食べてほしいという言葉が印象に残った。今はコロナ禍で学校で向かい合って食べることはできないが、家で普段家族と一緒に食べると「楽しい」「美味しい」が合わさってすごく幸せだなと思うことがある。そういう時間は大切にしたい。

☆栄養士さんが毎日紹介しているランチタイムズ(?)は、いつも正直サラッと聞き流していて、なんであるのかな~とか、わざわざ作らなくてもよいのにとか思っていましたが、今回食べることは学習の場でもあり、健康を維持するために発信しているということを知って、ランチタイムズには私たちが学べる食のことがたくさん書かれているのだと思い、これからは給食の時間も授業という気持ちでいようと思いました。

☆「食」は人を良くすること、というフレーズにすごく納得したし、興味を持ちました。確かに食事がなければ対象を整えたり、元気が出なかったりするので、もっと食事を大切にしようと思った。

☆これをやってみたいなーと思って実行できるのがすごいなぁ。自分がやってみたいことを勇気を出して言ってみて、挑戦してみることが大切だ。

☆いつも配られている給食の便りの裏を見たことがなかったので、3月分の便りが配られたら「腸活」のところとか見てみようと思いました。

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去る219日に中学Ⅲ年生を対象とした「職業講話」が開催されたことは既に報告をしております。

紹介が遅れましたが、各講師の方々の講演要旨と受講生からの感想文を6回の連載として紹介をしています。

 

第4講は、大学時代の療養経験から多くの人との交流に努め、現在ではIT技術の提供会社の役員として活躍されている宮嶋直輝さんの講演です。世間一般とは違う体験を基に、型にこだわらずに過ごしていく人生についてお話しいただきました。


 高校68期(付属中学1期) 宮嶋直輝 
 =失敗して、挫折して病気になって、
  たとえ本来敷かれたレールから外れても、必ず生きる道はある=
                         

 今回は、大泉高校68期、附属中1期、現在24(講話当日)の僕にしか話せないことがあると思い、母校の教壇に立たせて頂きました。

基本的には本来敷かれたメインのレール(いわゆる、良い大学に入り良い企業に就職して結婚をして子育てをして、というレール)を突っ走ってほしいという前提のもと、「もしレールから外れても必ず生きる道はあるんだよ。」ということを覚えておいてほしい、とお伝えしました。そういったメインのテーマを元に、僕の経歴、生活スタイル、お金の使い方、理念など、公私問わず全てお話ししました。

 

 講話前、ある女子生徒に、なぜこの講話を受けようと思ってくれたのか聞いてみたと

ころ、「私はこのままちゃんと生きていけるかわからない。だから、この講義を受けて

、少しでも安心が欲しいな、と思ったからです。」と教えてくれました。彼女の発言か

らは、「本来敷かれたメインのレールの上を生きていけるか不安だけれども、なんとか

頑張っていくためにも、道を外れたらどうなるのか、外れても大丈夫なんだという安心

感が欲しい。」という意図を汲み取りました。

 

 それはきっと、生徒の皆さんが心のどこかで「生きづらさ」を感じているからだと思

います。少し肩の力を抜いて、目の前の小さな幸せに気づいて、縁を大切にしながら、

時には誰かに頼って迷惑をかけ、時には誰かに頼られて迷惑をかけられ、そういう感じ

でうまく立ち回って生きていってほしいなと思います。改めて『人間万事塞翁が馬』と

いう言葉が身に沁みます

      

      宮嶋さん講演資料.pdf

【受講生の感想文】

☆自分が大切にしているものを守り、日々幸せを感じながら生きていくことが一番大事だなと思った。困ったら頼っていいんだな~と思ったら気持ちが楽になりました。

☆幸せはどこを幸せと感じるかということ。どんなふうになっても生き方はあるということ。自分にとって良いと思える生き方を模索するのも、それがどんな進み方かはわからないけど、よいのかもしれない。

☆様々な自分を追い詰める要因がある中、自ら「敷かれたレール」を降りる決意ができた点に興味を持って。レールを降りることは怖いことなのでその決断を下したことがすごいと感じた。

☆割と、人生は不安視すべきものではないと思った。そのためには他人のことを気にしすぎたり、周りに言われたことを考えすぎるのではなく、自分を大切にする姿勢が重要だと学んだ。他人と比較しないからこそ「レールを外れる」こともあまり怖くはないのか。「幸せになりたい」ではなく「幸せを見つける」姿勢も大切だと思った。

☆幸せは目の前にあるという言葉にハッとしました。家族がいて、友達と過ごせる時間があるだけで幸せだなと感じました。自分の考え方を一つ変えてみるなど自由に生きてみたいです。

☆レールから外れて生きているとおしゃっていましたが、新しいレールを作ったようにしっかりと進んでいてすごいと思います。

☆勉強(進路)に関して悩むことが多く、自分が嫌いになるいことも結構あるのですが、別に外れても大丈夫なんだと、世界はもっと広いんだと思って今後のことが少し楽になりました。人と交流し、いろんなことを知って、自分の価値観を広げ、世界や選択肢も広げたいと思いました。

☆楽をして生きることはできないかもしれません。しかし楽に生きることはできるでしょう。いつかつらい瞬間がやってきたときは、このお話を思い出したいと思います。

☆気分が軽くなる生き方を学びました。頑張れ!とか頑張らなくていい!とか、いろんな意見があふれていますが、自分の意思決定で大切なものだけを大切にしていく考え方がなぜか体に馴染みました。助けてくれる人たちや、一見何もないような時間を大切にしつつ、自分が心地よいと思える生き方を探したいです。

☆目の前に幸せがあり、それに気づくことが大事であること。ボーっとする時間が
 自分の大切なものを見つけるうえで一番必要であること。今まで自分は目の前の
 幸せをそれが普通だと考えていた気がして、いつも幸せであることに気が付いて
 いなかったんだということに気づかされた

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去る219日に中学Ⅲ年生を対象とした「職業講話」が開催されたことは既に報告をしております。

紹介が遅れましたが、各講師の方々の講演要旨と受講生からの感想文を6回の連載として紹介をしています。

 

3講目は、練馬区内の介護施設で理学療法士として活躍されている柳沢諭さんです。

単に体の障害回復だけでなく、心のケア、家庭環境まで踏み込むのが真の“リハビリ”であること、また、理学療法士としての経験から、将来に向けてやりたい、やりがいのある仕事の見つけ方について、講演をいただきました。

  高校55期 柳沢 諭さん  ライフサポート ひなた 理学療法士
   =理学療法士の仕事と、自分のやりたいことの見つけ方= 
                              

当日は、以下の三点を中学生へお伝え致しました。

  一、理学療法士という仕事について

  二、コロナ禍での生活スタイルの提案

  三、自分のやりたい事の見つけ方

まず、

理学療法士という職業は、障害のある方へリハビリを行うだけでなく、同居される家族のメンタルケアや、家庭環境の調整など、多岐にわたります。

多くの方々と円滑なコミニュケーションを取るため、傾聴力や端的に伝える力が必要なことをお伝えしました。

次に、

正しい手洗いの仕方は知っている方が多いと思います。

その為、さらに自動噴射する消毒液の受け方など、医療従事者の目線から、細かいテクニックをお伝えしました。

最後に、

自分が将来やりたいことを見つけるために、必要な三つの要素を、ワークシートやペアワークを通じてお伝えしました。

ここが1番盛り上がりました。

やはり、アクティブラーニングが必要なのだと感じました。」

      

      柳沢さん 講演資料.pdf

【受講生の感想文】

☆「生きているだけで価値がある」(本時の最重要ワード)パーソナルトレーナー
 から理学療法士へ転職したきっかけを聞いて、「自分でなくてもやれる仕事」より
 「自分でなければできない仕事」得意でやりがいをより強く感じられる仕事につく
 ことの重要性を学びました。私もまず、盲目の窓に隠されている多くの可能性を
 発見し、自分の強みを見つけていきたい。

☆やりたいことを仕事にするには、大事なこと(価値観)、好きなこと(興味)、
 得意なこと(習慣)を見つけることが大切で、特に得意なことが大切だと学びまし
 た。五角形のグラフがきれいに五角形になっていても特徴がない、ということにす
 ごく納得したので、得意なことを伸ばしていこうとおもいました。

☆理学療法士の仕事として、相手の問題点をよく把握できているのは観察力がないと
 できません。どの仕事も人にわかりやすく説明できる相手の立場に立つことができ
 ることが重要というのにすごく納得しました。

☆自分は気づいていなかったけれどほかの人は知っている自分の能力があるというこ
 とを知った。それをもっと伸ばしてみたいと思った。

☆やりたい仕事をするためには、社会的ニーズに沿って得意なことを中心に決めるこ
 とで苦痛を感じることなく働くことができる。自分では気づいていない得意なこと
 もほかの人から知ることができるのでそれに気づき、伸ばしていきたい。

☆リハビリを始めるのは早ければ早いほど良いということ。体を治すだけではなく、
 心のケアをすることが大事。その時に使う道具は日宅にあるものを用いると効果
 的。心のケアを継続させることが必要である。また対人関係がある仕事にはコミュ
 ニケーション能力が必要であることを学んだ。

☆お話の中に「学生のうちにやるべき、知っておきたかった」等の言葉が多かったこ
 とが気になりました。あっという間に中学生活も終わってしまうところですが、学
 生という時間をしっかりと有効活用して将来に役立てようと思いました。

☆がんのおばあちゃん(杖を突いて歩くのも大変そう)が、硬式テニスをするように
 なったというのが一番衝撃的でした。私もそういう活動をしてみたいと思いまし
 た。すごくやりがいがありそう。

☆自分の得意なことを具体的に書いて!と言われてすごく悩んでしまって全然わから
 なかったけれど、友達はここが得意だよって言ってくれて嬉しかった。自分につい
 て全然わからないのはだめだと思うので、自分のことをもっと知ろうと思いまし
 た。

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去る219日に中学Ⅲ年生を対象とした「職業講話」が開催されたことは既に報告をしております。

紹介が遅れましたが、6人の講師の方々の講演要旨と受講生からの感想文を6回の連載として紹介をしています。

第2講は、損害保険会社で保険料率等を算定する専門家「アクチュアリー」として、難関の資格取得に取組んでおられる伊藤龍之介さんです。

「保障」「補償」の違いから、保険・保険料率の仕組みを分かりやすく解説していただきました。

在校生のみならず、社会人となっているいずみ会員にとっても興味深いテーマです。

 高校64期 伊藤龍之介さん
  =数学X保険の専門家「アクチャリー」について知ろう=
   ~中学から始める保険教理=
                               


皆さまは「アクチュアリー」という職業をご存じでしょうか。

アクチュアリーは主に保険会社で確率・統計などの手法を用いて不確定な事象を扱う「数理のプロフェッショナル」であり、数少ない「数学」でお金を稼げる職業の一つです(笑)。

アクチュアリーになるためには、資格試験に合格する必要があり、日本での人数は約5千人(弁護士や会計士は約4万人)と言われています。

 今回の職業講話では、「保険」「数学(確率、特に期待値)」の解説から始め、アクチュアリーがどのような仕事をしているのかイメージをつかんでいただきました。

特に、「保険は助け合いの精神で出来ている(相互扶助)」というところが伝われば幸いです。保険ビジネスは歴史と理論に支えられた非常に面白い(interestingの方です)ビジネスですので、興味があればぜひ調べてください。

 思えば、私が中高生のころ、職業講話で「数学に関する職業に就きたいけど、学校の先生以外は何があるかな?」と素朴に考えていました。

おかげさまで、私はアクチュアリーとして働くことができ、数学の知識に支えられています。今日も仕事で「これはポアソン分布だから…」「マクローリン展開して近似すると…」といった会話が出てきました(笑)。皆さんが学校で学んだ内容は数学に限らず、自分の将来のためにすることもできます。「この科目は苦手だから…」「こんな勉強して何になるの?」と思わず、ぜひ興味の範囲を広く持ってください。勉強した結果は、必ず活きてきます。私も皆さんに負けじと今も勉強を続けておりますので、無限の可能性を捨てず、自分の将来のために邁進してください!

     

     
伊藤さん 講演資料.pdf

 【受講生の感想文

☆保険会社側との視点と客側の視点の二つから保険について考えました。「保険は助け合いの精神でできている」から保険会社は利益を出してはいけないという話には納得しました。では実際にどのように会社は経営されているのか気になり、調べてみたいと思いました。

☆全体を通して、数学は仕事でも使うことがあることを学びました。「アクチュアリー」という確率や期待値、統計学などを応用した仕事があることも知りました。ほかに探してみれば学校での勉強が役に立つ仕事がありそうで調べてみるのも面白そうと思いました。

☆資産ゲームや近くの人との会話など講話を聴くだけではなく、話すという活動があったので楽しかった。数学は得意ではないが、将来の選択をする際には候補にしてみようと思いました。

☆数学が意外と身の回りで生かされているということ。宝くじを買ったり、保険や年金等について考えたりすることは実際に職業についてなかったにしても必ず自分とかかわることなので、それを数学という新しい切り口で見ることができ、よかったと思います。

☆以前授業で習った期待値がまさか保険や年金に使われているとは思いませんでした。今回の講話で保険の凄さと複雑さ、またそれに関わる確率、統計の実力と難しさを知ることができました。

☆誰にもわからない未来のことを、確率、統計を駆使して予測し、誰もが納得できる保険金の料金設定にするのは難しいのに、それが成り立っていることがすごいと思った。数学の様々な理論や考え方を使って保険に関する疑問に応えているところも興味深かった。

☆数学は身近に潜んでいるからこそ面白いものだということを再認識しました。少し難しい話ではあったけれども自分でもこういう社会や身近になる数学を見つけていきたいなと思いました。

☆数学はそれ単体で見ると小難しいけれど、ほかのことと結びつけることで視野が広がるということに気が付きました。



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去る219日に中学Ⅲ年生を対象とした「職業講話」が開催されたことは既に報告をしております。

紹介が遅れましたが、各講師の方々の講演要旨と受講生からの感想文を6回の連載として紹介させていただきます。

 

初回は、日本経済新聞社ワシントンDC支局長として、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロを現地で体験された松井正憲さんです。ジャーナリトになられた動機から、ジャーナリズムとマスメディアの歴史と現状、また、今の世界を駆け巡る情報の多様さと情報への接し方等々、ジャーナリストの立場から解説をいただきました。社会人となったいずみ会員にとっても、興味深いテーマです。

  高校27期 松井正憲さん =新聞とテレビの話をしよう= 
                               

初めに貴重な機会を与えていただいた先生、いずみ会の皆様、そして最後まで話を聞いてくれた生徒さんに深く感謝いたします!

今回、お話ししたかったのは「3+2」の合計5つです。

最初の3つは 
  ①自分が新聞記者になったのは「歴史の生き証人」になりたかったから
  ②高1の夏までに最初の人生設計図を書いて欲しい
  ③メディアの世界ではグーテンベルクの活版印刷の発明を上回るコミュニケーシ
   ョンの革命が起きている―。

4つ目は著名な心理学者のA・アドラーの「幸福の3条件」です。
  (ⅰ)自分を好きになる
  (ⅱ)人を信頼できる
  (ⅲ)社会に貢献できる―の3つが大切な条件です

最後は「人生100年時代」の中で何度失敗してもやり直せるということ。
つまり中3の皆さんの前にはあらゆる選択肢が広がっています。

 

 「歴史の生き証人になりたい」という私の職業選択の象徴的な出来事が2001年9月11日にアメリカで起きた「同時多発テロ」でした。同じ年の6月、私がホワイトハウスでブッシュ大統領にインタビューした時、アメリカはまさに世界最強、絶頂の国でした。それからわずか3カ月後、イラク・アフガン戦争を契機にアメリカはなだらかなダウントレンドをたどり始めます。NYの崩壊した世界貿易センタービルの跡地を訪れた時、ぽっかりと空いた巨大な穴をのぞき込むように傾いて立つビル群が、まるで地獄の底をのぞき込む巨大な幽霊のようだった光景は今でも忘れることができません。

    

     
松井さん講演資料 .pdf 

 

 

【受講生感想文】

☆「すべてを知る、理解することはできない。しかし、常識で補うことはできる。」ということを学びました。また、コミュニケーションが人間にとって必要とも理解しました。

☆記者は歴史の生き証人であり、出来事が埋もれないように残すことができる。やりがいを見つけることで、人生について考えやすくなり、人生設計を立てられる。ジャーナリストという職業を例として、やりがいを見つけ、人生設計につなげることの大切さを学んだ。

☆人生はあきらめなければ何度でもチャンスはあるということ。自分のキャリアに傷がついたら終わりと思っていたが、もし相当大きな挫折があっても、多くの分野に手を出して何度でも新たなキャリアを積んでいきたい。

☆「人生は失敗してもまたすぐ挑戦できる」「自分の将来の選択肢が狭くなる前に人生設計をする」ことは、高校生を目の前にした自分に深く刺さった。

☆アドラーの幸福の3条件などを心に留め、「自己実現」「他者貢献」ができるようなやりがいのある仕事を“人生設計図”内で考えてみることが大切。現在、人間特有のコミュニケーションはメディアやSNSの発達を通して大きく変化している。その中でフェイクに騙されないように常識を知り、問題意識を自分で持つよう心掛ける。

☆アドラー心理学の幸福の3条件が気になった。「自分が好き」「人は信頼できる?」「私は貢献できる?」覚えておきたい。

☆「メディア」は重要だということを学びました。現代はSNSの発達により、メディアを介さなくても意見が発信できるようになりました。組織の論理に縛られないというメリットはありますが、そこで発信される内容は良くも悪くもマイルドではありません。そのような時代においてメディアの立ち位置は重要だなあと思いました。

SNSの登場により、テレビや新聞などのマスメディアは危機にある。SNSはテレビや新聞にない利点を多く持つが、代わりにその分扱いには注意しなくてはならない。今は変革の時代であること。

SNSが発達し、情報を伝える方法が目まぐるしく変わっている時代で、自分の言葉が人や社会にどのような影響を与えてしまうのか、常に意識し責任を持っていくことが大切。ジャーナリズムの大切さを具体的に知る機会が少なくなっている中で、新聞やテレビがあることで正確で詳しい情報を手に入れられるありがたみがあることに気が付いた。

 

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高校11期の眞田宗興さん、202110月にいずみ会人材バンクに登録をしていただき、その折に著作「監査役の事件簿」を紹介していただきました。
本著作は、現役社会人として活躍されているいずみ会会員にとって、大変参考となる内容が豊富に盛り込まれています。

本著作は、下記に掲載した日本経済新聞の書評の最後で述べられている「企業不祥事の本質の奥を照らす内容」の一言で表現されている様に、社会人、企業人が参考すべき内容となっています。
いずみ会会員の皆さんの社会活動、企業内活動の参考としていただきたく紹介をさせていただきました。


  「監査役の事件簿」について 
眞田宗興

この本は、私が三菱電機の関係会社に転籍し、その会社の常勤監査役になった20006月から、3社目の監査役を20215月に退任するまでに書き貯めた事件簿の中から50の事件を選び、事件の中で、監査役がどういう活動をしたのか、について記述したものである。出版したのは、私が79歳の時であった。

出版に際しては、20191214日付の日本経済新聞に掲載されたが、この書評がよく出来ているので、それをそのまま紹介する。

 監査役に選任された時に「監査役は何をすればよいのか」と迷ったとき、事件に遭遇した時に「他社ではどうしたのか」を知りたいとき、経営者として、基本的な不祥事についての理解を求めたいとき、きっとお役に立てるものと確信している。

 
  日本経済新聞書評 眞田宗興著「監査役事件簿」  

 絶えることなく起きる企業不祥事。そのとき出る問いが「監査役は何をやっていたんだ」。経営執行のお目付役であるはずの監査役の機能不全。不祥事や危機対応の「失敗学」を監査役に光をあてて展開する。

 著者は監査役の経験が厚く、監査役の横断組織で幹部も務めた。実務経験に照らしつつ、スルガ銀行や東芝など実際に起きた50の事例を、裁判資料や調査報告書などから分析する。

 監査役の怠慢や職業意識の欠如はもってのほかだ。ただ情報の遮断や脅しなど様々な壁が待ち構える。本来それを打ち破る強い権限があるにも関わらず、適切な行動をとれなかった現実を読者は思い知らされる。

 著者は事例ごとに監査役は何ができたのかを考察している。一貫して流れているのは「監査役は勇気と覚悟を持って発言せよ」とのメッセージだ。企業が間違っているとき、あるべき正論をいい、正常な方向を示す最後のとりでが監査役のはずだ。

 日産自動車では起訴されたカルロス・ゴーン元会長が「何も言わない監査役を探してこい」と周囲に伝えていたとも伝わった。それは監査役が怖い存在であることを意味する。もっと監査役の重要性を認め、生かす組織であったなら—―。タイトルこそ監査役の事件簿だが、企業不祥事の本質の奥を照らす内容だ。

  

  (同文舘出版・
3200円)

なお、「監査役の事件簿」は以下のURLでもご覧いただけます。
 
眞田宗興の「監査役事件簿」|一般社団法人監査懇話会ホームページ (kansakonwakai.com)


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関正美先生の著書紹介 
 「百名山紀行 ー股関節痛を乗り越えてー」

 関正美先生は、昭和46年(1971年)4月から昭和54年(1979年)3月まで大泉高校で国語科の先生をされておられました。その8年間、野球部と剣道部の顧問をされ、また6年間担任を持たれて昭和49年(26期)と昭和53年(30期)に卒業生を送り出されています。

 先生から会報「いずみ」65号への返信ハガキに「百名山紀行―関節痛を乗り越えて—」を出版されたというお知らせがあり、早速、紹介させていただくことにしました。

 大泉高校在職中に登山とスキーを始められ、著書冒頭の6座、瑞牆(みずがき)山、白馬岳、草津白根山、槍ヶ岳、奥穂高岳、五竜岳・鹿島槍ヶ岳は大泉高校在職中に初めて登られた山々である。その後、平成26年、73歳の時に百名山を達成しようと決意され、残り42座を3年間で達成しようと計画し、この年中に9座、平成27年に21座、平成28年に10座を踏破されたが、2座を残して股関節痛が悪化して人工関節置換手術をされた。翌、平成29年にリハビリ努力の甲斐あって、浅間山と光岳で百名山を達成された。この2座は人工関節で登られたということです。

軽妙な文章で読みやすく、いつの間にか読み進んでいる。さすが国語の先生は違う。
また、73歳からのチャレンジをされた体力、気力は見習いたい。

内容は読んでのお楽しみです。 


     

  関 正美著 日本百名山紀行―股関節痛を乗り越えてー

  弘報印刷株式会社出版センター 1,000+消費税

なお、「百名山紀行」は自費出版で発刊部数が少なく、一般書店には配布されていません。
お読みになりたい方は、直接関正美先生迄ご連絡をしてください。

  関 正美 
  〒
174-0072  板橋区南常盤台2-11-17-504
      Eメール 
semasa@xf7.so-net.ne.jp
         

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高校24期高橋眞姫さん、会報65号でお願いした人材バンクに登録をいただき、早速ご寄稿をいただきました。

最近、コロナ禍で熱を帯びているペット飼育ですが、動物愛護、ペットとの共生をテーマに、貴重なご経験を執筆していただいています。

末尾には、高橋さんが取材を受けた記事も紹介されていますので、是非ご覧ください。

可愛い猫の写真が満載です!



 動物愛護推進員ってなに?

        髙橋眞姫 (高校24期)  東京都動物愛護推進員、NPO法人ゴールゼロ 理事


私は東京都の動物愛護推進員をしています。これは職業ではなくボランティアです。つまり無給です。
またNPO法人ゴールゼロという団体の理事をしています。
いずれも動物に関わる活動ですが、生まれた時から音楽と動物が好きだったので、音楽大学を卒業し、しばらく音楽系出版社に勤めた後、自由な時間ができてから動物関係の活動を始めたのは順当な流れだったのかもしれません。

行政の推薦で東京都の動物愛護推進員になってから、都知事が何人か変わりました。今までで一番強かったIDは石原都知事の名前が書いてあるもの、二番目は間を飛ばして現在の小池都知事の名前のものです(笑)

猫の乳飲児(ちのみご)が東京都の動物愛護相談センターに持ち込まれた場合(遺棄もしくは飼い主による殺処分依頼)、職員の中に獣医師が常駐しているとはいえ、センターの仕事をしながら3〜4時間おきに授乳するのは大変です。それで動物愛護推進員の中でミルクボランティア登録をしている者に「乳飲児収容されました」の連絡がきます。私も登録しているので、余裕があれば引き取りに行き、離乳するまで寝る間も惜しんでミルクを与えて育てます。その後自分の責任で新しい家族を探して譲渡します。
      

        

またその間にかかる医療費などには助成がなく、全てボランティアの負担です。しかしそれでも現在の都知事になってからは、子猫用の粉ミルク、離乳してからの離乳食、ペットシーツ、哺乳瓶などが支給されるようになりました。

猫は一回の出産で複数の子どもを産む場合が多いのですが、外で生まれた子たちは育たずに亡くなったり、カラスに食べられてしまう事も多いのが現状です。また自分の飼い猫に手術をせず、出入り自由にしている飼い主さんもおられ、正しい飼い方の啓蒙も必要です。

外で暮らす飼い主のいない猫については、繁殖して増えてしまわないように先手を打つしかありません。それを地域猫対策、と呼びます。捕獲して手術し、元いた場所に戻します。

その一連の流れをTNR+Mと呼んでいます。TTrap(捕獲)NNeuter(不妊手術)RReturn(元いたところに戻す)+MManage(手術後の地域猫の管理)です。手術の終わった猫は地域住民と行政とボランティアで見守り管理していくわけです。
日本の法律で猫は愛護動物と定められていますが、野良猫の起源は、前述した、未手術のまま出入り自由に暮らしているうちに、繁殖してしまった飼い猫と言われています。動物の幸、不幸は人間に握られているのです。

地域猫活動ばかりでなく、NPO法人ゴールゼロとして、子ども向けの動物教室も無料で行っています。現在はコロナ禍のため、休止中ですが、犬を連れて小学校や児童館などを回っています。
       

私も自分の愛犬、ルーシー(ゴールデンレトリバー)を連れて一緒に参加していました。またゴールゼロのメンバーには獣医さんが多く、動物の説明がわかりやすく面白いので子どもは夢中です。
動物教室の一番の目的は、動物と仲良くなってもらうこと、です。動物好きが増えれば、環境、食、災害時のペット同行避難などに理解が進み、まさにSDG’Sに繋がっていく、と考えています。

最近ではペットの多頭飼育崩壊や高齢者による飼育継続困難などの相談も多くなってきました。日頃から福祉関係者と保健所、高齢者相談センターなどが連絡を取り合い、横の連携を作って欲しいと思います。破綻してからいきなりボランティアに丸投げされるとボランティアも共倒れになりかねません。

日本はイギリスなどに比べて動物愛護が50年遅れている、などと言われていますが、最近ではようやく動物愛護の機運が高まってきました。

愛犬のルーシーは一昨年亡くなりましたが、私の人生を豊かにしてくれたこの子に恩返しをするつもりで、もう少し活動を続けたいと思っています。
           
 

私の猫が取材を受けた時の記事(フェリシモ猫部*)のURLをあげておきますのでよろしかったらご覧ください。

 

https://www.nekobu.com/blog/2021/08/post-2866.html

 

https://www.nekobu.com/blog/2021/09/post-2889.html

*フェリシモ猫部:通販サイト「フェリシモ」内の猫好きのブログサイト

フェリシモでは、売上金の一部を犬猫を救う基金として活用しています

詳細は、次記サイトを参照ください

フェリシモ猫部│フェリシモ (nekobu.com)


(事務局からのお願い)
いずみ会では、人材バンクへの登録、会報・ホームページへの投稿をお願いしています。
皆さんのご協力をおまちしています。
ご連絡、ご投稿はホームページ「いずみ会への連絡、お問合せ」ページから、もしくは、直接 次記アドレスまでお寄せください。 izumikai@v7.com

 

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2月10日に開催された中学3年生を対象とした職業講話、受講生からの感想文が届きましたので、講話内容、講師の感想文と共に紹介します。

また、当日の模様を文末に動画にて掲載していますので、是非ご覧ください。
           
遠藤真司 講師(高校26期)  早稲田大学教職大学院客員教授、開智国際大学教育学部准教授 

           
          

 教え子たちが中学生となり、よく相談を受けていた内容が「自分に自信がなく、友達がうらやましく見える」というものでした。多感な時期のこのような悩みは、大泉高校附属の中学生たちの中にもあるかも知れないという思いで話をしました。

壇上から見る彼らは、大変熱心に私の話に耳を傾けてくれていました。私の示す資料をもとに、自分の好きなこと、得意なことを、真剣になって見つめて直していたように思います。

ふり返ると、大泉高校に通っていた頃の私も、自分に自信が持てない時期がありました。勉強をする意味が見出せず、気力がわかなかったのです。ある時、このままではいけないと思い立ち、それから猛勉強を始め、大学に入ってからは、今度は自分の目指す職業観が幾たびか変わり、思い悩む日々の連続でした。何度も挫折を味わいながら、そこを乗り越えてきて、自分なりに夢を追い続けてきたことが人生そのものなのだと、今、しみじみ思います。

高校1年生の時に、英語の先生が「君たちは若くていいね。私もできたらまた高校生に戻ってやり直したいよ」こう話をされていたことを今でも覚えています。これから大泉高校の1年生となる彼らの笑顔を見て、若いエネルギーを感じ、私もまた、あの時の英語の先生と同じ気持ちになりました。私の話がきっかけで将来への夢を描けることができたらうれしいです。「夢を見るから人生は輝く」・・・講演会で語ったモーツアルトのこの言葉を、私もまた噛みしめています。

 受講生の感想文です。
 
学んだことと感想

★自分の良さをもっと自分自身が知るべきだと思った。人間は誰でも「8つの知能」を持っており、そこからやりたいことを見つけていく。「アレクサンダとぜんまいねずみ」のように他人を羨やましがらない。自分には自分の良さがある。自分で人生を輝かせられるかが重要という話から自分自身に少し自信のなかった私ですが自分の長所を見直したことで少し自信が持てました。夢を持って高校へ進みたい。

★自分には好きなことがたくさんあるのでこの先、職業の選択には迷いそうだと思った。今自分は特に植物が好きなので、その道に進みたいが、人生何があるかわからないので、楽しみ。

★将来何をしようかと考えることは意外と多かったが今回初めて自分で深く考えることができたので良い機会をいただきました。

★自分の得意なこと、好きなことを仕事にする道もあればしない道もある。自分がやりたいことを急いで見つけようとすることではなく、何らかのかかわりの中で見つかることもあるから焦る必要はないのだと思えた。

★私はどれも人並みかそれ以上できる代わりに特に秀でたものもなく、良く言えば「オールマイティ」言い方を変えると「らしさがない」。でも今日のお話を聞いて周りの人を意識せず、どれか一つを伸ばしていきたいと思いました。

★人の良いところやすごいところは気づきやすく、羨ましくなってしまうのはよくあると思うけれど必ず自分にも長所があって、ただそれに気づいていないだけかもしれないのだと感じた。「アレキサンダとぜんまいねずみ」のように自分に自信の持てる面白い本を読んでみたいと思った。

★努力家で部活に一生懸命で、特技を一つは持っているにもかかわらず、自分はダメだと思っている人もいる。いつでも笑顔の人が悩みを抱えていることもある。人それぞれなんだ。

★自分が全くできないと思っていることも、そのものの知能がないのではなく、人より少し弱いだけで自分の中には他の優れた知能があることが学べた。人には人の、自分には自分の良さがあるのだ。

★一つ一つのことに対してネガティブになってしまうことが多いので、将来どう生きていくか考えるためにも自分の良さややりたいことを見つけていきたい。

★いつも他の人と比べて自己嫌悪に陥ることがあったけれど、誰にでもよいところが必ずあるということを学べたので、自分は自分だと考えることができた。

★自分に自信がなく自分が嫌いになった人も全ての才能を持っていて、その中の得意なこと、好きなことを伸ばしていくことが大切。そして夢を持って前に進むことが人生を充実させたものにする。夢を持つことは大切であり、モーツアルトは「夢を見るから人生は輝く」という言葉を残している。

★人は誰でも、表面に現れる程度に個人差はあるものの「8つの知能」を持っている事を知った。苦手分野があったとしてもそれは大器晩成型であって努力をすれば必ず成果となってあらわれる。他人を羨ましがらず自分の良さに気づくことが大切だという言葉が印象に残った。

★他人に対して羨むよりも自分の良さを探して伸ばしていかせるように考えていきたい。夢を持ち、そこに向かって努力しようと思う。

★自分で決め、自分で人生を輝かせることができると学んだ。また、自分の良さを大事にしていくことが人生を明るくしていけることに繋がると学んだ。

★自分自身に満足しているという若者の割合が低い、ということは逆に言えば向上心が高いということに捉えられため、悪い面だけではないと思いました。また、「8つの知能」の中に必ず秀でているものがあるのですか?


当日の会場の模様は、以下を参照ください。

http://www.youtube.com/watch?v=ZH8gevvGiGo&feature=youtu.be

今年度は新型コロナの影響で規模を縮小しての職業講話開催となりましたが、来年度は従来通りの開催を予定しています。
会員各位のご協力をお願いします。

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2月10日に開催された、中学3年生を対象とした職業講話、受講生からの感想文が届きましたので、講話内容、講師の感想文と共に紹介します。

また、当日の模様を文末に動画にて掲載していますので、是非ご覧ください。


 小川晶 講師(高校44期) 植草学園大学 発達教育学部 准教授
  
  

 高校生の頃の自分を振り返ると、選択肢がたくさんある高校生でした。
自分のなかの認
識に苦しんだり、他者を羨んで真似てみたり、若さゆえの迷いや不安をしっかりと経験したと思います。人がどう行動選択するのかを知りたくなり、あかちゃんと家庭へ視点が向かいました。誰もが最初は0歳です。大人がどうかかわれば、その子は様々な危機にも立ち上がり、他者を思いやり、その人らしく幸せに豊かに安定して一生を終えられるのか。今回はその少しを中学生の皆さんにお話しする機会をいただきました。

 

 「一生もの」は、見えないし、自覚もないし、点数化することもできません。しかし、その人の行動選択に方向付けをして顔を出します。自分を苦しめるような「一生もの」には少しの修正が、自分にチャンスをくれて下支えする「一生もの」には、感謝が必要です。それを獲得させてくれたのは、身近にいる大人です。

 「保育」は乳幼児の世話をしたり一緒に遊んだりする営みではなく、その子が30になっても40歳になっても、健康で個性を生かした就労をして内なる自信家(自慢屋ではなく)であるために必要な「一生もの」を育てる営みです。興味のある方はぜひ学んでみてください。

受講生からの感想文です。

 学んだ事・感想

★乳幼児期はその後の人生への影響が大きいので教育、食育、意識の教育等たくさんのことを大人は考え、教え、見守るべきだと感じた。

★子どもたちにとっての教育は遊びそのものであること。0歳~5歳の想像力は大人よりもすごいものがある。親・先生は大変だし、すごい。

★その人の「普通」の大半は乳幼児期の家庭や、環境の影響が大きい。子どもと接するときにその発言が子どもにどう影響するか考えるべき。価値観や考え方を押し付けるのは良くないと思ってはいたが、具体的に言われると全然わかっていなかったと感じ、印象に残った。

★良いおもちゃというのは、子どもたちの創造の幅を狭めないものというのが分かった。そして保護者は子どもと接するにあたって子どもが作ったものに対して「これは○○だね」というのではなく、「これは何?」と子どもの想像豊かな世界に入ってあげるのが大切だと思った。

★子どもの創造する力、工夫する力、主体性を育てやすいおもちゃの特徴は、子どもに「こう遊べ」と命令されないものや抽象度の高いもの

★子どもを育てる立場にある人はどんなおもちゃを与え、どんな遊びを促すか、乳幼児期ではとても大切。特におもちゃは抽象度の高いものをあたえる必要がある。遊びにおいても男女にとらわれない多様であるべきで「普通」にとらわれない。そして、乳幼児期の経験は将来に大きく関わってくる。という話から自分の中にある固定観念がたくさんひっくり返されました。自分が将来子育てをするとなったとき、本当にこんなことができるのかと不安になりましたが、今日の話を思い出し頑張りたい。

★子どもは自分たちも思いつかないような発想を持っているので、固定観念をおしつけるなど可能性を狭めるようなことをしてはいけない。

★想像力の発達とそれを助長する教育、阻害する教育につぃて深く考えることができました。今後の授業やこどもと接する機会に活かしていきたいと思う。

★様々なことの価値観、考え方において、強要や決めつけをすることは、自分や人の将来や道が閉ざされてしまうこともあるだろう。いろいろな観点から物事を捉えることが大切だと思った。また、人から教わったことを鵜吞みにするのではなく、自分にとって何が必要か不要かを考え、実行するということをこれから大事にしていこうと思った。

★以前、職業体験で幼稚園に行きました。その時は園児たちと仲良く遊ぶこと、危険から守ること、学びのお手伝いなど意識してお手伝いをしました。今回このお話を聞いて乳幼児期がいかに将来にとって大切か良い鵜分かったので、新たな視点でもう一度やってみたいと思いました。

★「積み木」を通してどんな構造になるか想像しながら多くのことを学んでいたことに驚いた。そして乳幼児期のこどもたちは豊かな創造力を生かして、どう遊ぶか、どう使うかを主体的に考えていたことに感心した。

★こどもの世界と大人の世界は全く違うものなのだと感じた。子どもの想像力は大人の数倍もあり、大人は現実世界の概念に当てはめてこどもの行動を見てはいけないことがわかった。思ったより子どもと関わるのは大変で、「適切な対応」と一言では言い表わすようなものではないと思った。

★男女のこと、子どものこと、成長について、今まで想像していた以上に奥が深く、おんぶひもやハイハイの話など初めて聞いたことばかりでした。今思うとたくさん恵まれて過ごしてきたと思うので両親にしっかりお礼を言おうと思いました。

★このおもちゃからどんなものを作り出せるか、どんな遊び方ができるか、それを決められていない方が想像力を育てることができる。よって、私たち中学生も指示されたことをやっているだけでなく、主体的に学びを得ようとすることによって、より深い学びを得ることができる!

★乳幼児期から、自分を大切にする教育をすることで成長しても個性を尊重できるようになる。世の中も男らしさ、女らしさからその人らしさを重視する姿勢になってきている。子どもに遊びたいおもちゃで年齢や性別、発達の速度を気にせずに遊ばせるべきだ。

★ごっこ遊びをしているこどもに「これは○○だよね」と声を掛けるのはよくなく、どんなものなのか相手から引き出してイメージを伝えてもらうことが大切。これから先、幼いこどもと触れ合う機会があったらその子にとってどのように声掛けし、関わっていけばよいのか参考になりました。

★子どもたちに対する関わり方が良くわかりました。子どもたちがのびのびと想像力豊かになるために何かを強制することなく、周りの人が良い環境を作ってあげることが大切だと思いました。


当日の会場の模様は、以下を参照ください。

http://www.youtube.com/watch?v=_si3vMm6Zx4

今年度は新型コロナの影響で規模を縮小しての職業講話開催となりましたが、来年度は従来通りの開催を予定しています。

会員各位のご協力をお願いします。

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昨年のいずみ会総会参加案内の中で学校社会人教育に対して人材バンクへの情報提供をお願いしたところ57名(前年は64名)の会員の方から情報をいただきました。現在人材バンク部では15の主要な職業経験や趣味にジャンルを分類して登録させていただいています。今回も記載内容を精査して各ジャンルに区分して、複数のジャンルに振分けさせて頂きました。そのジャンルは以下の内容で今回登録いただいた方々の登録人数を報告させていただきます。この結果をもとに、学校から社会人教育の要請があった場合に適切なジャンルから人選をさせていただいています。実施した教育講座の様子は、会報を通じてご案内していますので参考にして下さい。
今後は、会員間相互の交流を目的とし新しいサークル活動等の情報収集も行いたいと思います。人材バンク部に対してご意見、ご要望がありましたら「いずみ会窓口」(izumikai@v7.com)までご連絡ください。
人材バンクジャンル別人数.pdf

各ジャンルへの振分けは、個人の登録内容により重複して分類しています。
尚、登録いただいた個人情報は1年間のみの有効期限ですので、協力頂けるかたは毎年情報提供をお願いします。

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いずみ会の活動に新たに「人材バンク部」を設立致しました。
活動内容は、大きく分けて『母校のキャリア教育などへの支援のための人材の発掘、登録』および『いずみ会のサークル活動の講師、リーダーなどの発掘、登録』です。様々な分野で活躍している卒業生について、豊富な社会経験をいずみ会活動や母校の支援に生かして生けるよう是非皆さまの登録や紹介をお待ちします。


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