いずみ会は、旧都立大泉中学校・都立大泉高等学校の卒業生で構成される同窓会組織です

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去る218日に附属中学年生を対象とした「職業講話」が開催されたことは既に報告をしております。

紹介が遅れましたが、各講師の方々の講演の内容、講演を行っての感想と受講生の感想文を紹介します

 

第二講は、大学薬学部在学中、病院・調剤薬局での実務実習を経験して、薬剤師になった鈴木章矢さん。現在は在宅医療に力を入れている地域密着型の調剤薬局に勤務しています。卒業後ドラッグストアでの勤務経験もあり、日頃世話になっている調剤薬局内での仕事、また、薬剤師の活躍の舞台や仕事の内容を講演していただきました。


  高校64期 鈴木章矢さん
   「薬剤師って、どんな仕事?」~IT技術との関連も併せて

 

講演要旨

3章構成

 第1章:薬剤師の仕事の概要 ・病院編 ・調剤薬局 ・DgS(ドラッグストア)

 第2章:薬剤師になるための準備

 第3章:薬剤師とIT関連 ・調剤とIT技術・医療制度とIT技術

病院・調剤薬局・DgSOTC販売の3つについてご紹介させて頂きました。

 

講演を⾏っての感想

このような貴重な機会を頂き、誠にありがとうございます。まさかこんな私に、⺟校で の講演のお話が頂けるなんて思ってもおらず、未だに夢⾒⼼地のような思いでございます。

私⾃⾝、発表は⼤学で数回⾏ったことはありますが、経験も浅く不慣れなものだったと思います。しかし⽣徒の皆様は真剣に聞いて下さいました。そのまなざしに襟を正す思いに、 またパワーや勇気を頂けました。私⾃⾝の成⻑にも繋がりました。

在宅医療やEBMの具体的な実践など、お話したかったのですが時間の都合上できなかった ものもありました。また各病気の説明、薬の作⽤の仕組みやOTC薬の使い分けなど、⼤学で習う薬学の基本からセルフメディケーションといった現場で使える知識など。 これらも機会がありましたらお話したいなと思いました。
   

*鈴木さんの講話時の配布資料、及び、当日の講演内容の詳細については下記PDFをご参照ください。
      鈴木さん講演資料.pdf
      講話 要旨・感想 鈴木章矢.pdf

受講生からの感想文(講師へのお礼の言葉は省略させていただいています)
☆もともと薬剤師など薬学に関する職業に興味はあったのですが、数学や理科などの成績
  が振るわず悩んでいました。今回の講演で「やっぱり薬学部に行きたい!」と思った
  ので、勉強を頑張りたいと思いました。
☆私はもともと医療系に興味があったのですが、薬剤師については良く知りませんでし
 た。最も興味深かったのは能動的な薬剤師が求められていることで、私が目指している
 歯科衛生士でも歯科医についての業務が主で外国に比べると独立性は低いのです。薬剤
 師での変化が他の受動的になってしまっている職業にも広がっていくと良いなと感じま
 した。
☆これまでよく知らなかった薬剤師の仕事、薬を出してくれるというイメージしかなかっ
 たけれど、患者さんのことをたくさん考えていることを直接聞き、これからドラックス
 トアや薬局に行く時の視点が増やせました。
☆処方箋を調剤してもらう際に「なぜこんなに時間がかかるのか」という多少の不満を覚
 えることがあったのですが、患者に薬を処方するまでのプロセスなどを聞き、患者のこ
 とを考えてくれているからだと少し考えが変わりました。
☆最近はITも進み、ロボットが何でもできる時代になってきたが、人の痛みや症状に寄り
 添い、相談や治療提案などができるのは、専門的な知識を持ち合わせた薬剤師ならでは
 の仕事だと思った。人間だけにできることを誇りに思って仕事ができるようになりたい
 と思う。この前も風邪をひいて薬をもらいに調剤薬局へ行ったので、より身近に感じら
 れました。

 

(注)上記の他にも多くの感想が寄せられています。

   下記PDFに収録していますのでご参照ください。
          受講生感想(鈴木講師).pdf



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