いずみ会は、旧都立大泉中学校・都立大泉高等学校の卒業生で構成される同窓会組織です

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2月10日に開催された中学3年生を対象とした職業講話、受講生からの感想文が届きましたので、講話内容、講師の感想文と共に紹介します。

また、当日の模様を文末に動画にて掲載していますので、是非ご覧ください。
           
遠藤真司 講師(高校26期)  早稲田大学教職大学院客員教授、開智国際大学教育学部准教授 

           
          

 教え子たちが中学生となり、よく相談を受けていた内容が「自分に自信がなく、友達がうらやましく見える」というものでした。多感な時期のこのような悩みは、大泉高校附属の中学生たちの中にもあるかも知れないという思いで話をしました。

壇上から見る彼らは、大変熱心に私の話に耳を傾けてくれていました。私の示す資料をもとに、自分の好きなこと、得意なことを、真剣になって見つめて直していたように思います。

ふり返ると、大泉高校に通っていた頃の私も、自分に自信が持てない時期がありました。勉強をする意味が見出せず、気力がわかなかったのです。ある時、このままではいけないと思い立ち、それから猛勉強を始め、大学に入ってからは、今度は自分の目指す職業観が幾たびか変わり、思い悩む日々の連続でした。何度も挫折を味わいながら、そこを乗り越えてきて、自分なりに夢を追い続けてきたことが人生そのものなのだと、今、しみじみ思います。

高校1年生の時に、英語の先生が「君たちは若くていいね。私もできたらまた高校生に戻ってやり直したいよ」こう話をされていたことを今でも覚えています。これから大泉高校の1年生となる彼らの笑顔を見て、若いエネルギーを感じ、私もまた、あの時の英語の先生と同じ気持ちになりました。私の話がきっかけで将来への夢を描けることができたらうれしいです。「夢を見るから人生は輝く」・・・講演会で語ったモーツアルトのこの言葉を、私もまた噛みしめています。

 受講生の感想文です。
 
学んだことと感想

★自分の良さをもっと自分自身が知るべきだと思った。人間は誰でも「8つの知能」を持っており、そこからやりたいことを見つけていく。「アレクサンダとぜんまいねずみ」のように他人を羨やましがらない。自分には自分の良さがある。自分で人生を輝かせられるかが重要という話から自分自身に少し自信のなかった私ですが自分の長所を見直したことで少し自信が持てました。夢を持って高校へ進みたい。

★自分には好きなことがたくさんあるのでこの先、職業の選択には迷いそうだと思った。今自分は特に植物が好きなので、その道に進みたいが、人生何があるかわからないので、楽しみ。

★将来何をしようかと考えることは意外と多かったが今回初めて自分で深く考えることができたので良い機会をいただきました。

★自分の得意なこと、好きなことを仕事にする道もあればしない道もある。自分がやりたいことを急いで見つけようとすることではなく、何らかのかかわりの中で見つかることもあるから焦る必要はないのだと思えた。

★私はどれも人並みかそれ以上できる代わりに特に秀でたものもなく、良く言えば「オールマイティ」言い方を変えると「らしさがない」。でも今日のお話を聞いて周りの人を意識せず、どれか一つを伸ばしていきたいと思いました。

★人の良いところやすごいところは気づきやすく、羨ましくなってしまうのはよくあると思うけれど必ず自分にも長所があって、ただそれに気づいていないだけかもしれないのだと感じた。「アレキサンダとぜんまいねずみ」のように自分に自信の持てる面白い本を読んでみたいと思った。

★努力家で部活に一生懸命で、特技を一つは持っているにもかかわらず、自分はダメだと思っている人もいる。いつでも笑顔の人が悩みを抱えていることもある。人それぞれなんだ。

★自分が全くできないと思っていることも、そのものの知能がないのではなく、人より少し弱いだけで自分の中には他の優れた知能があることが学べた。人には人の、自分には自分の良さがあるのだ。

★一つ一つのことに対してネガティブになってしまうことが多いので、将来どう生きていくか考えるためにも自分の良さややりたいことを見つけていきたい。

★いつも他の人と比べて自己嫌悪に陥ることがあったけれど、誰にでもよいところが必ずあるということを学べたので、自分は自分だと考えることができた。

★自分に自信がなく自分が嫌いになった人も全ての才能を持っていて、その中の得意なこと、好きなことを伸ばしていくことが大切。そして夢を持って前に進むことが人生を充実させたものにする。夢を持つことは大切であり、モーツアルトは「夢を見るから人生は輝く」という言葉を残している。

★人は誰でも、表面に現れる程度に個人差はあるものの「8つの知能」を持っている事を知った。苦手分野があったとしてもそれは大器晩成型であって努力をすれば必ず成果となってあらわれる。他人を羨ましがらず自分の良さに気づくことが大切だという言葉が印象に残った。

★他人に対して羨むよりも自分の良さを探して伸ばしていかせるように考えていきたい。夢を持ち、そこに向かって努力しようと思う。

★自分で決め、自分で人生を輝かせることができると学んだ。また、自分の良さを大事にしていくことが人生を明るくしていけることに繋がると学んだ。

★自分自身に満足しているという若者の割合が低い、ということは逆に言えば向上心が高いということに捉えられため、悪い面だけではないと思いました。また、「8つの知能」の中に必ず秀でているものがあるのですか?


当日の会場の模様は、以下を参照ください。

http://www.youtube.com/watch?v=ZH8gevvGiGo&feature=youtu.be

今年度は新型コロナの影響で規模を縮小しての職業講話開催となりましたが、来年度は従来通りの開催を予定しています。
会員各位のご協力をお願いします。

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